鋼鉄ソルジャー ガルネリウス

某ヘヴィメタルバンドを戦隊ものにしてみました。実際の団体や人物に似ていても一切関係ないただのお遊びです。

ドジっ子ピンクのバレンタイン

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ガルネリピンクは自宅キッチンにてチョコと格闘中。

桃「明日はツアー初日だけど、バレンタインデーだから、みんなにチョコケーキを焼いてあげるんだー」
猫「にゃーん」
桃「今は忙しいから構ってあげられないんだ」
猫「にゃ〜〜ん」
桃「あああ、やめろぉ〜〜……」
(もふもふ〜)
(焦げた匂いがプーン)
桃「あああ!しまった!……あああ、黒くなっちゃった。……ま、いっかチョコとは黒いものだし。」

 

翌日、ガルネリは大喝采の中ライブを終え、楽屋でマッタリ。
赤「じゃーん!SYUスペシャル・クライング・シュナッパー・チョコレート!」
一同「スゴい!美味しそう!」
赤「今日はバレンタインデーだからね。元ロイホ店員としてはこんなもんよ」
黒「(レッドは何をやらせても出来る男だ…)」
緑「ファンからの差し入れもチョコレートいっぱいだよ、美味しそう!」
青「チョコレート味ういろうなんてあるんだ」
桃「(こんな美味しそうなチョコだらけの中、僕のチョコケーキとか出しにくいな…)」
赤「ピンクの横にある箱は何?誰からの?」
桃「あああ、こここれ?実は…焦がしちゃって…」
ピンクがチョコケーキの箱を開けると、
桃以外「??炭ケーキ?」
 
桃「ウワーン!失敗したんだよう」
緑「す、炭だけど、きっと美味しいよ」
ここで側にいたマスタージェロが一言。
ジ「ピンク、技を使ってごらん、君の気持ちがみんなに伝わるから」
桃「技?ん………
   テンプテーション・スルー・ザ・ナイト❗️」
炭ケーキが光を放ち、美味しそうなチョコケーキに変身した!
一同「美味しそう!」
緑「ピンクすごいや!」
黒「(こんな技使ってズルイ)」
赤「俺の女子力……負けた。」
青「俺、手作り『風』チョコなら得意だけどな。手作り風なだけで手作りじゃない。」
ピンクのメンバーを思う気持ちが、奇跡を起こした。ガルネリウスたちはライブ初日を笑顔で終えることができたのだった。
(終わり)

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