Under the Force of MUNAGE 第4話
ゆっくりとした時間が流れる、喫茶ジェロ。そこでブルーとピンクがひとときの休息の時間をとっていた。
青「俺たちいつまで戦隊続けるんだろうか。」
桃「ブルーはやっぱりやりたくない?」
青「うん…いい歳してこれはちょっとね。」
桃「そんな事言わないで。僕が骨折してた時に、キーボードで弾きにくかったフレーズを、ブルーが手伝ってくれた事…忘れないよ。ブルーは大切な仲間なんだ。」
青「そうか…そう言ってくれてありがとう、ピンク。」
報われないと分かりつつブルーのピンクへの想いは募っていくのだった。
時は変わり、舞台は再び戦場へ。ガルネリウスたちは悪の組織と戦いをしている。その戦いの最中の出来事であった。
悪「今日こそ禁煙をしてもらおうガルネリウス」
赤「そうは問屋が卸さな…」
とレッドが言いかけた瞬間、眼前に立ちはだかるのは何とジェロであった…!
ジ「私を倒してから言いなさい」
一同「ジェロ!どうしてそこに⁉︎」
ジ「まだ気づかなかったのか?私は出会った時から君たちの禁煙を目論んでいたんだよ」
彼の正体はガルネリウスを禁煙させるために派遣された刺客だったのだ!そして、ガルネリウスたちに近づき、戦いの中に紛れて禁煙させようと来る日も来る日もその機会を待ち続けていたのだった。
赤「ジェロ…!」
桃「な、何があったんだ一体!」
青「ジェロが言っても禁煙はしないよ!」
緑「どうしてこんなことに!」
赤「信頼していたのに…あの夜語り合って戦い続けることを誓ったやんか!」
あまりにも突然の裏切り。まさかこんな日が来るとは。想像だにしない現実に5人は我を失う。心はさまよい、背徳の渦は蠢き、漂う意識、言葉さえも失っていった。
黒「(…と大げさに言ってるけど、ジェロに禁煙勧められたってだけだけどね。)」