鋼鉄ソルジャー ガルネリウス

某ヘヴィメタルバンドを戦隊ものにしてみました。実際の団体や人物に似ていても一切関係ないただのお遊びです。

Under the Force of MUNAGE 最終話

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ジェロの正体はガルネリウスを禁煙させるために派遣された刺客だったのだ!呆然とする5人の前に次々と悪の組織メンバーが襲いかかる!
赤「みんな!呆然とするヒマはない!戦うんだ!」
一同「おう!」
5人は眼前の敵に夢中で技をかけ、戦う。そんな中、とうとうブルーとジェロが対峙した。

ジ「歌をうたうにも釣りに行くにも、健康のためには禁煙した方がいい、それが君のためだ!」
青「俺は誰が何を言おうとも禁煙しない!」

ブルーは開襟シャツの胸元を開く!
青「ガルネリングファイヤー❗️」

眩い閃光!

ジ「う…!」
ジェロの目がくらみ、しゃがみ込んだ!
ジ「この大技をここで出すとは…流石だブルー。」
うずくまるジェロの元に駆けつけるレッド。
赤「お前にも夢があっただろうに、どうしてこんなことを…」
ジ「俺の夢は…ガルネリウスが日本武道館でライブをする事……そのためにも禁煙して健康的に音楽を続けて欲しかっ…た…」

ジェロの叫びはこだまして、遠く切なく響いてゆく。
霞みがかった景色をもう一度確かめたい。たとえこの身体朽ち果てようとも目指す場所へ…。

赤「初めからこの結末は決まっていたのか?お前と出会った時からこの別れは決まっていたのか?」
桃「こんなことになるなんて…!」
緑「ジェロさ〜ん!うわぁぁ〜ん!」
黒「(ジェロは、目が眩んでクラっとしただけで無事だけどね)」
青「あの技を何の照れもなく出せたなんて、俺もやるなぁ。」

赤「ジェロの夢は俺たちの夢なんだ…」

5人は裏切った男の夢をかなえることを誓った。「鋼鉄ソルジャー」として団結し、来るべき「武道館」を待ち焦がれながら最前線で戦いの日々を送る彼ら。

赤「武道館、やれるものならやりたいよ…」
緑「自分たちを信じて進むしかないよ」
桃「武道館、出たい出たい!」
青「俺は大昔に一回武道館の舞台にたったことあったけど…あの時は一緒にいたジャニーズが注目されて俺は注目されなかったからなぁ」
桃「ブルーは人気者でいいなぁ。僕もMUNAGE生やそうかなぁ」
黒「(MUNAGE関係ないと思うよ…)」

緑「ジェロさんも、武道館に行くこと、それを望んでいるんだ。」
赤「そうだ、俺たちは武道館に行くんだ!鋼鉄ソルジャー…」
一同「ガルネリウス❗️」

いま、この世界を変えるであろう、最後の戦いが始まる。ガルネリウスたちよ、立ち上がれ未来に向かって!
(終わり)

 

 

 

 

 


---あとがき---
大好きなアルバム UNDER THE FORCE OF COURAGE の物語をパロディにさせて頂きました🙇🏻 アルバムジャケの場面を、小野さん大技にしてみたかったという不純な動機で書いたものです。未知なる巨大な力を胸に秘めた小野さん💕
そして、物語の核となる裏切り者を誰にしようか迷ったのですが、禁煙を勧めるジェロさんと言う設定にさせていただきました。ジェロさんご自身、喫煙者非喫煙者どちらか知らないのですが…。ごめんなさい〜

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